国際研修事例紹介
第4回日中韓三カ国合同環境研修の実施結果について(結果報告)
平成16年11月29日 環境省環境調査研修所
第4回日中韓三カ国合同環境研修を、2004年(平成16年)11月22日(月)~11月26日(金)まで、埼玉県所沢市の環境省環境調査研修所において日中韓の行政担当者を対象に実施しました。
1.研修の目的
1999年(平成11年)の第1回日中韓三カ国環境大臣会合で「環境共同体意識の向上」が優先取組分野の一つとして合意された。その具体的事業として、三カ国それぞれの環境行政を担う行政官が、三カ国の環境の現状、課題、対策等について情報や認識を共有することを促進する。
具体的には、以下の4項目
- 1)各国の環境問題及び政策について理解を深め情報交換を行う
- 2)近隣国の環境政策及び行政について学ぶ
- 3)北東アジア地域における問題について認識するとともに、その解決に向けて相互に協力体制を模索する
- 4)三カ国の研修生間の親睦を図り、情報交換ネットワークを構築する
- ※日中韓三カ国環境大臣会合については下記HPをご参照下さい。
http://www.env.go.jp/earth/coop/temm/introduction_j.html

2.研修の概要


1)期間
2004年(平成16年)11月21日(日)~11月27日(土)
- (※23日(火・祝)を含む5日間。21日(日)及び27日(土)は外国人研修生の移動日)
2)実施場所
環境省環境調査研修所
3)研修生
日中韓三カ国の環境行政に携わる
中央政府又は地方政府の公務員。
- ※今回、日本から10名(環境省から4名、地方公共団体から6名)、韓国から5名及び中国から5名が参加した。
- ・国及び地方公共団体において環境行政に従事している職員
- ・中間管理職クラス又は実務レベルの職員であり、テーマ行政〔注〕に関し3年以上の経験を有する者
〔注〕今年度のテーマ行政
[1]循環型社会(廃棄物・リサイクル対策)、[2]地球温暖化対策 - ・英語によるコミュニケーションが可能な者
4)研修内容
- (※日程表はこちら [PDF86KB])
- 1.日中韓三カ国の環境の状況等についての相互理解を醸成する内容とした。
- 2.研修生相互間での情報及び意見交換を促すものとした。研修生による討議を主体として構成し、討議に先だち、討議のきっかけを作るための問題提起の講義を設定した。
- 3.開催国の環境の状況についての理解を進めるため、現地視察として、循環型社会構築、地球温暖化対策に係る環境保全関連施設等の見学を行った。
5)使用言語
研修は英語で実施した。


